消防士として採用されて、まず行くところが消防学校です。
消防学校で消防人としての規律と基礎教育を受けることになります。
そこで気になるのが、「給料」ですよね?
役所に採用された場合には4月から給料が支給されます。
では消防学校という教育訓練中は?
結論からいうと・・・
消防学校で教育訓練中にも給料とボーナスは支給されます。
支給額とか気になる方は、最後までご覧ください。
消防学校に入校中でも給料は貰える
消防学校は一般企業でいうところの新人教育期間。
普通の仕事と違い危険が伴い専門知識も覚える必要があるので、消防学校=研修所に入っている状態になります。
つまり消防学校に入校中は教育訓練を受けることが仕事なので給料も貰えるのです。
消防学校で訓練とか勉強しているだけで給料貰えるって良いと思いませんか?(ほとんど人は二度と初任教育はしたくないって言いますけ)
いくら貰えるのか
給料の支給額は地方自治体によって違います。
消防は自治体単位の組織なので、同じ消防学校の同期でも都市が違えば貰っている給料が違うってことも当然おこります。
ちなみに以下のとおり調べてみました。
消防本部(局) | 大卒初任給 | 高卒初任給 |
東京消防庁 | 259300円 | 221800円 |
札幌市消防局 | 182700円 | 150000円 |
名古屋市消防局 | 216200円 | 170660円 |
大阪市消防局 | 212744円 | 181076円 |
広島市消防局 | 208000円 | 176800円 |
福岡市消防局 | 210210円 | 175670円 |
那覇市消防局 | 182200円 | 150600円 |
この金額は総支給額なので、ここから税金や共済費等の控除額が引かれた額が手取りとなります。
控除額は3万円程度でしょうか。
やはり物価も高い東京が大卒も高卒も初任給は高いですね。
札幌と那覇が同じぐらいってのは興味深いです。
ボーナスも支給される
給料が支給されるので当然ボーナスも支給されます。
ですが新規採用で3ヶ月しか働いていないので、満額支給とはならず3割支給となります。
支給されるボーナスは初任給の2ヶ月分の3割です。(大まかに計算)
150000円だとすると300000円の3割なので90000円ですね。
公務員の夏のボーナスは6月30日(土日の場合は前倒し)なので、学校生活中にボーナスが口座に振り込まれることに。
6月は給料とボーナスのダブル支給なので、高卒ですぐに採用された人は卒業後3ヶ月で大金を目にすることになります。
この記事のまとめ
消防学校は一般企業でいえば研修所と同じなので給料が出ます。そして満額じゃないとはいえボーナスも出ます。
学校は基本的に寮生活で学校の外にいつでも出られる訳じゃないのでお金を使う機会も少ないです。
もちろん寮生活の水道光熱費代金を払う必要もないのです。
ですので消防学校期間中に口座はどんどんお金が増えていくことになります。(帰宅した際に散財しなければ)
学校に必要な革手袋や飲食品を購入することが一番の出費かもしれませんね。