消防活動や救急活動は夜間や昼間でも暗い場所へ入って活動することもあります。
当然ヘルメットにはヘッドライトを装備していると思いますが、皆さんのヘルメットに装備しているヘッドライトは、どんなヘッドライトですか?
今回は現場活動でオススメするヘッドライトを紹介します。
自分で購入したり先輩、後輩の持っていた物を基準にしてみました。
目次
ヘッドライトを選ぶ基準は?
皆さんがヘッドライトを選ぶ基準はなんでしょうか?
- 電池のもちが良い
- 水に濡れても良い
- 軽い
- 明るい
などなど、いろいろなこだわりがあって今のヘッドライトを装備していると思います。(消防本部によっては個人貸与されているところもあるかもしれません。)
まだ装備していなくて、迷っている人はこの記事を参考にしてくださいね。
条件として忘れられていること
ヘッドライトを選ぶときの条件に皆さんはヘッドライトの防爆性を条件として考えたことはありますか?
可燃性ガスなどが充満する現場に出動した場合、防爆性能がないライトを『可燃性ガスが充満した場所で点けること』や『点灯したまま可燃性ガスが充満した場所へ入ること』この2つは、爆発する危険性があるので禁じられています。
防爆性能のヘッドライト
そこでオススメするヘッドライトメーカーが
- PETZL(ペツル)
- Pelikan(ペリカン)
- Princeton Tec(プリンストンテック)
- GENTOS(ジェントス)
以上の4社になります。
すべて海外のメーカーですが、ヘッドライトは海外のメーカーの方が力を入れており、高品質で信頼もあります。
PETZL ピクサ3
ペツルは名前ぐらいは聞いたことがあるかもしれません。ヘッドライトだけじゃなくてアウトドア用品なども取り扱ってますね。
そのペツルから『ピクサ3』というヘッドライトを紹介します。
- 明るさ 最大100ルーメン
- 電源 単4電池2本
- 点灯時間 100ルーメンで3時間30分
- 耐水性 IP67(水深1メートルで30分OK)
- 防爆性 有
少し明るさが100ルーメンってことで、最近の明るいヘッドライトに比べたら物足りない感じがしますが、明るければ良いってものでもありません。
個人的に良いと思ったのが、ライト部分と電池ボックスが同じだということです。電池ボックスが分かれているタイプだと、ヘルメットに余計なコードがついてしまいますからね。
福岡や大阪では消防本部で採用しているようです。
Pelikan 2765
次にオススメするのがペリカンの『2765』です。
- 明るさ 最大105ルーメン
- 電源 単4電池3本
- 点灯時間 105ルーメンで3時間25分
- 耐水性 IP54(放水程度ならOK)
- 防爆性 有
性能はペツルの『ピクサ3』とほぼ同じです。耐水性がピクサ3ほどありませんが、水中に入ることがない限りはそこまでの耐水性はいりませんね。
Princeton Tec APEX
あまり聞き慣れないメーカーですが、性能は保証できます。
- 明るさ 最大350ルーメン
- 電源 単3電池4本
- 点灯時間 350ルーメンで1時間
- 耐水性 IP67
- 防爆性 有
明るさが350ルーメンとかなり明るいライトになります。そのかわり点灯時間も短くなっていますし、上の2種に比べて電池ボックスが分かれているタイプです。分かれていても人によっては気にならないみたいですね。
GENTOS GANZ BH10
最後に紹介するのがジェントスの『GANZ BH10』になります。
- 明るさ 200ルーメン
- 電源 専用内蔵充電池
- 点灯時間 8時間
- 耐水性 IP54
- 防爆性 有
ライトの明るさが200ルーメンとほどよい明るさで、しかも点灯時間が紹介した中で1番長く点灯します。
専用の内蔵充電池なので、ときどき電池の充電をする必要がでてきます。フル充電は4時間かかります。
おわりに
紹介した中で気になるヘッドライトはあったでしょうか?
個人で購入しないといけない消防本部の場合、防爆性能があると高くなるので、どうしても安いヘッドライトを装備してしまう傾向がありますが、考えてください『消防という仕事をしている』のです。
ヘッドライトに防爆性能がないから助けにいけなかったなんてこと、ありえないですよね?
今回の記事がヘッドライトを購入する参考になったら幸いです。
紹介したライト4種類
ペツル
ペリカン
プリンストンテック
ジェントス
どれもなかなかの値段がしますが、長く使えるし活動するうえでは必要なので、購入してみてはどうでしょうか?
パチンコで失うよりも自分のために使うのも良いと思いますよ。