防災グッズでいらない物をリスト化!ヘルメットや寝袋は必要?

皆さんは防災グッズを自宅などに準備していますか?

内閣府の防災に関する世論調査では、40.8%の家庭が何らかの災害への備えをしているそうです。

ですが40%ですよ?低くないですか?

結局は自信が災害を体験していないから危機感がないってことなのでしょう。

内閣府「防災に関する世論調査

防災グッズの準備が大事なことは分かるけど、何を用意したら良いのか分かりませんよね

やみくもに準備しても邪魔になるだけです。

それに、どれが本当に必要なのか分からないことです。

この記事では、一般的には必要と言われていますが、実はいらない(優先度が低い)防災グッズについて解説します。

わざわざ準備しなくても良い防災グッズもあるので、防災セットをベースに自分の家庭に必要なグッズを上手に取り入れて準備しましょう。

この記事で分かること
  • いらない防災グッズ
  • あった方が良い防災グッズ
  • 効率的に防災グッズを用意する方法

防災グッズを1つ1つ調べるのが手間と感じる方は、防災用品トップメーカーが開発し、多くの官公庁や企業も採用している防災セットを購入しておけば間違いないでしょう。

クマ

私もこの防災セットを購入して足りない物を別途揃えました

目次

防災グッズのいらない物リスト

いらない物リストとなっていますが、あくまでも優先度が低い物と考えてください。

一般的に防災グッズとして必要と思われがちですが、実は優先度が低い物はつぎの通りです。

  • テント
  • ティッシュペーパー
  • ろうそく・マッチ
  • 毛布やブランケット
  • 防災頭巾
  • 小型発電機

どうしてこれらの防災グッズが優先度が低くくなっているのかを説明します。

テント

避難所でプライバシーを守るのにテントが防災グッズで必要と言われています。

確かにテントであれば周りから見られることなく避難所生活をおくれるかもしれません。

ですが残念ながら避難所によってはテント自体を持ち込むことが禁止されています。

ただでさえスペースに限りがあるのに、各自が大きさのバラバラなテントを張ったら収拾がつかなくなりますよね。

避難所の外や安全な公園に設置すれば良いでしょって考えになりそうですが、特に女性や子供は災害後の防犯面を考えると適切ではありません

災害時には盗難や性被害などの二次災害が起こりうるからです。

テントよりもエアーマットが良い

避難所は基本的に学校の体育館や公民館といった広い屋内となります。

イメージしてもらえば分かりますが、体育館や公民館では固くて冷たい床で寝ることになるので、冷たい床に体温を奪われて体調を崩す可能性が高いです。

災害に遭い心身ともに疲れているので、寝るときぐらい少しでも快適にしたいですよね。

空気を抜いた状態ならコンパクトですし、重たくもありません。

コンパクトサイズのエアーマットですが、空気を入れるとしっかりふくらんで、固さや冷たさから体を守ってくれるので避難所生活のためにオススメです。

簡易ポンチョ

特に女性は避難所で着替える際など周囲の目が気になると思います。

そのときのために、簡易的な目隠しポンチョもあるので、準備しておくと良いでしょう。

自分が購入した防災セットには最初から入っていました。

ティッシュペーパー

防災グッズとして欠かせないものと思いますよね?ですがトイレットペーパーのほうが水に溶けることもあって使える範囲が広いです。

トイレットペーパーは円筒状なので、そのままだと持ち運びしにくいのですが、警視庁が実践しているように、芯を抜いて潰せば薄くなるので便利ですよ。

ろうそく・マッチ

停電した際の必須グッズだと考えている方が少なくないのですが、大きな地震が起こると1週間は余震に注意しなくてはいけません。

大きな地震が発生して停電になった場合、どれが本震か分かりません。

そんな大きな揺れがいつ来るか分からない状況で火を使うと火災の原因にもなりかねませんよね。

停電時の明かり対策には電池で使用できる『ランタン』を備えた方が良いでしょう。

ただし台風などの地震以外で停電になった場合には使っても良いですね。(小さいお子さんが居る場合には火傷などに注意)

毛布やブランケット

災害時の防寒対策のために毛布やブランケットを準備していると言う人も多いのですが、毛布やブランケットはかさばるのが難点です。

丸めて圧縮しても、そこそこの大きさになります。

それに避難所までの間に濡れてしまったら乾かすのも大変です。

今後の大地震に備えて各自治体も毛布の備蓄も増やしているので、自分たちで用意する必要はないでしょう。

寒がりならアルミシート

寒がりなので・・・って人の防寒対策としては、薄くて軽いのに体を温めることができるアルミシートが一番です。

防災グッズの基本として、防災リュックに入れても重たくならずに歩きやすい、薄くて軽いグッズであることが大前提。

アルミシートであれば薄くて軽いのに温かいのでオススメです。

ただし100円ショップで売っているようなアルミシートはガサガサと音を立ててしまいます。

避難所生活のようなストレスフルな環境だと、些細なことからトラブルに発展することもあるので、周りへの配慮のためにも静音タイプの購入をオススメ。

防災頭巾

防災頭巾っていつの時代だよって思いますよね。

子供の頭部を守るために必要だって言う人もいます。

確かに災害時に頭部を保護することは大事です。

ですが防災頭巾で子供の頭部を本当に守れると思いますか?

布ですよ?

防炎加工されていたら火災の火の粉などから守れるかもしれませんが、落下物には無防備と同じです。

子供用のヘルメットがオススメ

避難中のために子供にはヘルメットを装備させることをオススメします。

なぜなら落下物の危険性だけでなく、子供は転びやすいのでガレキなどに頭をぶつけてしまうリスクが高いためです。

小さな子供でも装備できるヘルメットがあるので、まだ何も準備していないという方はぜひ防災頭巾ではなくヘルメットを選びましょう。

ただし何のヘルメットでも良いわけではなくて、一応自分が考える項目がつぎの通りです。

  • 国家検定合格品である
  • 最低限の強度がある
  • あご紐でサイズ調整できる
  • コンパクトにできる

特にコンパクトにできるタイプの方が普段邪魔にならないのでオススメです。

大人はヘルメット必要?

子供にヘルメットが必要なことは分かったと思いますが、大人はどうでしょうか?

緊急援助隊で被災地に行った際などに見たり聞いたりした中ではヘルメットを実際に使っている人はほぼ居ませんでした。

頭部の保護って災害時には結構大事なことなので、今から防災グッズを準備する人はヘルメットの用意もしてほしいですね。

当然子供用のヘルメットと同じように通常時はコンパクトに出来るタイプをオススメします。

倉庫などに収納出来るよって人はコンパクトに出来ないタイプなら安価に準備出来ます。

ホームセンターやワークマンなどのお店に行けば、それなりの種類がありますよ。

小型発電機

発電機

停電対策として有れば便利な小型発電機ですが、価格が高く、置く場所にも困りがちです。

うちにも1台買おうか迷ったのですが、結局置き場所の関係で諦めました。

それに電力は水道やガスといったライフラインよりも早めに復旧します。

東日本大震災のときでさえ3日で80%のエリアで電力復旧されました。

また、8日で94%程の地域で復旧したので、長くても電力回復は基本1週間以下と考えることができます。

モバイルバッテリーが使える

いまの時代スマートフォンが使えないと情報収集や家族との連絡、電子決済と無くては困る存在です。

1日中触っていなければ、スマートフォンの充電もフル充電で2~3日はもつので、モバイルバッテリーを何個か購入しておけば大丈夫でしょう。

ガスコンロが使える

電気がないとオール電化住宅では何も出来ません。オール電化住宅じゃなくてもガスの復旧には長い時間がかかるのでガスコンロを準備しておくと良いでしょう。

キャンプ用品メーカーのスノーピークが販売しているガスコンロは、通常ガス缶を入れる場所に五徳などを収納出来る構造になっているので、使わないときはコンパクトに収納することが可能なのでオススメです。

ポータブル電源も選択肢に

近年は軽量で静かに使えるポータブル電源が注目されています。

普段はアウトドアやキャンプに使っていて災害時には電源として使います。おしゃれなデザインな商品も増えてきているので身近なアイテムになりつつあるのではないでしょうか。

350wあたりの入門機なら3万円程から購入が可能なので、ポータブル電源の購入を視野に入れてみるのもオススメ。

市販の防災セットを購入する

防災グッズとして必要ない(優先度が低い)物とオススメの物を紹介してきましたが、忙しかったり面倒くさかったりしますよね・・・

そんな人は市販されている防災セットを購入してしまうのも選択肢になるでしょう。

どんな防災セットが良いか分からない

こういった悩みがあるなら、防災士が監修しているプロが厳選した防災セットの購入が一番です。

クマ

自分が選定した基準です

  • リュックは最適なサイズか
  • 撥水性はあるか
  • 反射材はあるか
  • 実績はあるか
  • 防災グッズは豊富か
  • 安価すぎないか

これらのチェックリストを満たしてくれたのが、Defend Future の防災セット「Relief2」でした。

正直、10,000円前後の価格帯でを超すコスパの高い防災セットは他に見当たりません。

しかも経年劣化による破損などなら5年間完全無料で交換してもらえます。

それに元消防士としてみても必要十分な防災グッズが入っていると言えます。

購入者のことを考えて何でも入れているわけではなく、100円ショップで購入した方が安い物などは入っていません。

そういった点もオススメの理由です。

この記事のまとめ

防災グッズを準備するにあたり優先度が低い物を解説しました。

    • テント
    • ティッシュペーパー
    • ろうそく・マッチ
    • 毛布やブランケット
    • 防災頭巾
    • 小型発電機

優先度が低いってだけで家庭によっては必要と感じる物もあるかもしれません。

どれが必要でどれが不必要なのか考えている間にも災害は発生します。

そのような時のためにも防災セットを購入して、足りない分を自分たちで用意するのが良いのではないでしょうか?

全家庭に防災グッズが準備されて、いつ発生してもおかしくない大地震に備えたいですね。

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