硫化リン(危険物第2類)

硫化リン

可燃性固体

硫化リンとは

硫化リンは、リンと硫黄の化合物です。

硫化リンに属する主な物質は次のものがあります。

共通する特性

  • 黄色または淡黄色の結晶
  • 二硫化炭素に溶ける
  • 水、熱水と作用すると可燃性で有毒な硫化水素を発生させる
  • 燃焼すると、二硫化硫黄と五酸化二リンを発生させる
  • 酸化剤や金属粉と混合すると自然発火する危険性がある
  • 火災が発生した場合は乾燥砂や不燃性のガスを使用して窒息消火する。水での消火は禁止

三硫化リン

形状

黄色の結晶

性質

  • 比重 2.03
  • 融点 172.5℃
  • 沸点 407℃
  • 発火点 100℃
  • 水に溶けない
  • 二硫化炭素、ベンゼンに溶ける

危険性

  • 燃焼すると二硫化硫黄と五酸化二リンを発生させる
  • 約100℃で発火する
  • 摩擦熱や火気によって発火する危険性がある
  • 熱水に反応することで分解し、可燃性で有毒な硫化水素を発生させる
  • 酸化剤や金属粉と混合すると自然発火する危険性がある

貯蔵・取り扱い方法

  • 高温体、火気との接触を避ける
  • 酸化剤との接触、混合を避ける
  • 金属粉との接触を避ける
  • 火気、摩擦、衝撃を避ける
  • 水分との接触を避ける
  • 貯蔵容器は密栓して冷暗所に貯蔵
  • 換気をする

消火方法

乾燥砂、不燃性ガスを使用した窒息消火

水の使用は禁止(水と作用して硫化水素を発生させるため)

五硫化リン

形状

淡黄色の結晶

性質

  • 比重 2.09
  • 融点 290.2℃
  • 沸点 514℃
  • 水に溶けない
  • 二硫化炭素に溶ける

危険性

  • 燃焼すると二酸化硫黄と五酸化二リンを発生させる
  • 水に反応することで分解し、可燃性で有毒な硫化水素を発生させる
  • 酸化剤や金属粉と混合すると自然発火する危険性がある

貯蔵・取り扱い方法

  • 高温体、火気との接触を避ける
  • 酸化剤との接触、混合を避ける
  • 金属粉との接触を避ける
  • 火気、摩擦、衝撃を避ける
  • 水分との接触を避ける
  • 貯蔵容器は密栓して冷暗所に貯蔵
  • 換気をする

消火方法

乾燥砂、不燃性ガスを使用した窒息消火

水の使用は禁止(水と作用して硫化水素を発生させるため)

七硫化リン

形状

淡黄色の結晶

性質

  • 比重 2.19
  • 融点 310℃
  • 沸点 523℃
  • 水に溶けない
  • 二硫化炭素にわずかに溶ける

危険性

  • 燃焼すると二酸化硫黄と五硫化二リンを発生させる
  • 冷水には徐々に反応し、熱水にはすぐに反応することで分解し、可燃性で有毒な硫化水素を発生させる
  • 強い摩擦を受けると発火する危険性がある
  • 酸化剤や金属粉と混合すると自然発火する危険性がある

貯蔵・取り扱い方法

  • 高温体、火気との接触を避ける
  • 酸化剤との接触、混合を避ける
  • 金属粉との接触を避ける
  • 火気、摩擦、衝撃を避ける
  • 水分との接触を避ける
  • 貯蔵容器は密栓して冷暗所に貯蔵
  • 換気をする

消火方法

乾燥砂、不燃性ガスを使用した窒息消火

水の使用は禁止(水と作用して硫化水素を発生させるため)

第2類危険物

共通する性質、貯蔵・取り扱い、消火方法

硫化リン以外の第2類