亜塩素酸塩類(危険物第1類)

亜塩素酸塩類

酸化性固体

目次

亜塩素酸塩類とは

亜塩素酸塩類は亜塩素酸の水素イオンが金属などの陽イオンで置き換えられた化合物である亜塩素酸塩の総称です

亜塩素酸塩類は、塩素酸塩類より酸素原子が1つ少ない物質です。

亜塩素酸塩類に属する主な物質には、亜塩素酸ナトリウムがあります

亜塩素酸ナトリウム

形状

白色の結晶または結晶性粉末

性質

  • 比重 2.5
  • 融点 180~200℃
  • 加熱すると分解して塩素酸ナトリウムと塩化ナトリウムになる
  • 約360℃で酸素を発生する
  • 一般に市販されている物は約140℃で分解して酸素を発生する
  • 水によく溶ける
  • 吸湿性がある
  • 二酸化塩素の発生による刺激臭がある

危険性

  • 日光や紫外線により徐々に分解する
  • 強酸と混合すると徐々に分解する
  • 分解した場合、有毒で特異な刺激臭がある二酸化塩素ガスが発生して高濃度になると爆発する危険性がある
  • 還元性物質や油などの有機物と混合すると、衝撃、摩擦などによって発火・爆発する危険性がある
  • 皮膚や粘膜に対して刺激性がある

貯蔵・取り扱い方法

  • 直射日光を避けて冷暗所に貯蔵する
  • 火気、加熱、衝撃、摩擦を避ける
  • 酸、還元性物質、有機物などの接触を避ける

消火方法

  • 大量の水で冷却消火
  • 消火中に爆発する危険性がある

おもに使用されている場所など

  • 繊維やパルプの漂白
  • 水道水の殺菌

第1類危険物

共通する性質、貯蔵・取り扱い、消火方法

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