可燃性固体
目次
赤リンとは
赤リンとは、黄リン(第3類の危険物)を窒素中で数時間250℃で熱することで生成させる黄リンの同素体です。
赤リンに属する主な物質は赤リンのみです。
赤リン
形状
赤褐色の粉末
性質
- 比重 2.1~2.3
- 発火点 260℃
- 常圧(1気圧)で加熱すると約400℃で昇華する
- 水に溶けない
- 二硫化炭素に溶けない
- 無毒、無臭
- マッチの原料になる
危険性
- 260℃で発火して腐食性がある酸化リン(五酸化リン)になる
- 黄リンを含んだ不良品は自然発火する危険性がある
- 酸化剤と混合すると摩擦熱によって発火する危険性がある
- 粉塵爆発の危険性がある
貯蔵・取り扱い方法
- 酸化剤との混合を避ける
- 塩素酸塩との混合は要注意
- 火気、加熱、高温体を避ける
- 貯蔵容器は密栓して冷暗所に貯蔵
消火方法
放水による冷却消火
五酸化二リンが発生するため不用意に近づかない